私と雑誌「TECH Win」の思い出

私とパソコンの昔話をしようと思います。だいたい20年ぐらい前の話です。

私が小学生の時、父が会社のリース切れのワープロ(書院)を家に持ってきてくれました。

外字機能を使いドット絵らしきものを書いたり、テトリスで遊んだりしていました。それから数年経って、BASICのプログラミングだけができるパソコンを家に持ってきてくれて、私は簡単なBASICプログラミングをしてパソコンに模様を描いていました。

私が高校生の時、父がとうとう Windows のパソコンを買ってくれました。インターネットは接続していませんでした。私は本屋で売っていた「TECH Win」という CD-ROM付雑誌を買ってきました。「DOGA-L1」が収録されていたからです。それは3 DCG の入門用アプリケーションででした。私は3 DCGに関心があったので、一番早く 「DOGA-L1」を収録していたTECH Winを購入したのでした。

その頃は今のようにオタクの趣味が細分化されていなかったようで、 TECH Win には、パソコンに関する様々な記事が幅広く載っていました。ハードウェア関連の記事から、 オリジナルアニメーション、ゲームの体験版など。

気に入った私はしばらく1000円するTECH Winを買い続けたのでした。

DOGA-L1

「DOGA-L1」は戦闘機などが出てくる3 DCG アニメーションを簡単に作れるソフトです。球や三角錐などの基本形状を組み合わせて戦闘機を作り、ビームを出して敵を攻撃するようなアニメーションを簡単に作成できました。私は戦闘機には関心がなかったのでうさぎさんや猫さんを作りました。その子たちが、空を飛び、攻撃して爆発する3 DCG アニメーションを作っては妹に見せていました。おかげで私はグラフィックソフトの扱いに慣れることができました。ベジェ曲線も慣れ親しむことができ、それは後々仕事にも役立ったのでした。

DOGAシリーズ http://doga.jp/2010/programs/dogal/index.html

フリーソフトウェア

CD-ROMにはたくさんのフリーソフトが収録されていました。私は掘り出し物はないかと何時間も探していたのを覚えています。現在のスマホ依存の悪癖のはじまりだったかもしれません。

デジタルアイアンマン

TECH Win で一番楽しみにしていたのはデジタルアイアンマンでした。

デジタルアイアンマンというのは読者からの投稿コーナーでした。グラフィック・音楽・ゲームの3部門に分かれていました。 いつも読んでいると常連の投稿者がいるのでした。

カイロソフト

まずは現在もカイロソフトとして活躍している大山カイロさん。作りこんだシュミレーションゲームに時間を忘れて のめり込みました。ガラケーでゲームを探している時にカイロソフトとして再発見した時は驚きました。

カイロソフト社長インタビュー  http://news.denfaminicogamer.jp/interview/181218

アンディーメンテの泉和良さん

一番印象に残っているのはアンディーメンテの泉和良さん。 音楽とゲームでよく受賞していました。

自宅でインターネットが使えるようになってからもこの方のゲームはよくダウンロードして遊んでいました 。フィールドのない RPG で、とてもたくさんの時間を持って行かれたことをよく覚えています。この形式は現在のスマホ RPG の元になったんじゃないかと思うこともあります。

私はこの方に憧れていました。泉和良さんと同じくらいの年齢になれば、同じくらい精力的に創作活動ができるんじゃないかと思っていましたが、そんなことはありませんでした。泉さんは現在でも孤高の創作活動を続けているようです。

アンディーメンテ http://andymente.moo.jp/

あとは18禁ゲームの体験版なんかもありましたが、18歳になっていないのでやりませんでした。真面目だったと思います。誰かが見てたわけでもないのに。

いつのまにかなくなっていた

高校卒業後あたりに自宅でインターネットができるようになったので、 TECH Winを買うことはなくなったのでした。 TECH Winは月刊だったのがだんだん 刊行回数が少なくなり、とうとう本屋で見かけることがなくなってしまったのでした。調べるとどうやら2006年に発行を中止してしまったようです。

TECH Win跡地(現在はエラー) https://www.enterbrain.co.jp/techwin/

この雑誌は良くも悪くも私の原点だったなあと思います。

パソコンの操作に慣れて、仕事を得るきっかけとなってくれたけど、パソコン・スマホで時間を浪費する悪癖の原点でもあります。